ねこしごと

ねこと思い出ばなし、ちょっぴり金魚とカメ

お年寄りねこのお世話のこと

腎臓病だったから

自宅で皮下点滴(輸液)してました


あれだけ大変だったことも
放っておくと
何もかも忘れてしまいそうなので
覚えているうちに
まとめておこうかな と

当時
「自分でウチでやりたいっす」
とお願いして
動物病院で指導を受けたんですが
その時書きとめたメモを
先生にチェックしてもらった後で
せっかくなので清書したって感じです
ただし ざっくりと

以降 箇条書きで


1️⃣ 輸液の準備・セット
・ 液パック、シリンジ、針付きキャップを用意(トレーに並べる)
・ 液パックを高い位置にフック等で吊り下げ固定
・ シリンジに針付きキャップをしっかり差し込む
・ キャップのみ捻らずにスッと横に引いて外す(図1)
・ 針をセットしたシリンジをパックの針刺し用の穴どれかに垂直に刺す
・ 目盛り60まで一気に引いて液をシリンジにセットする
・ シリンジを外しキャップをしっかりはめて捻ると、針ごとキャップが外れる
・ 同様にもう1本セットしておく
・ 液をセットしたシリンジはなるべく空気を抜いておく
(すっかり慣れてからは、ガーッと無造作に液をセットした上で
空気ごとピューッと液を押し出して抜いてました)

2️⃣ 皮下輸液開始
・ シリンジに針付きチューブをセットして一旦置く
・ ネコをフタを取ったケージやキャリーバッグに入れるか
しっかりした机や台にスタンバイさせる
・ 背中の肩甲骨の間付近の皮膚をアルコール綿で清拭する
・ 空気が抜けているのを確認したら、チューブのツマミのザラザラ面を
親指と人差し指で挟んで、もう片方の手で肩甲骨辺りの皮膚をつまんで
大体45度くらいの角度でサクッと刺す(図2)
(多少の血が滲んでも大丈夫なので気にしない気にしない
実際、現場では「もうやるしかねえ」感でハイになってるので
細かいことは全部ブッ飛びます
病院みたいに2人がかりでやるのがベストだけど
1人でやるとなると鬼にもなりますよ)

注 ここで先生に以下の補足の書き込みを受けました
・ 1本目を刺したら注入前にシリンジを引き、空気が入ってこない事を
確認することが必要だが2本目は不要

・ 頭、おしりを支えながら1秒1目盛りくらいの勢いで注入する
・ 全量注入したら、針をそのまま刺した状態で空いた手でチューブの根元を
折り曲げて空気が入らないようにして、次のシリンジにセットする
この際、空気の溜まり部を上に向ける
・ 2本目を同様に注入し終わったら針を身体からスッと外して針部に
キャップをはめて終了
・ 輸液パックの残りは次にそのまま使用できるが、カラの容器や
使用済みの針等は医療廃棄物なので、すべて処方してもらった病院に
分別して安全な状態で返却すること

 

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以上です
ながながとスイマセン

あと、間違ってたらゴメンなさい
とりあえずわたしはこんな風にやってました
手も足も口も使って自分のやり方で

でも
まずはお世話になってる病院に相談して
正しい教えを受けましょう
しばらく患者ネコと治療に通って
指導を受けながら練習させてもらうのが1番
どんな詳しい手順書があっても
先にカラダで覚えておかないと
とっさにはなかなか出てこないし応用も効きません

しばらくたって慣れてからは
どうせいろいろ自己流で端折っちゃったり
ただし
慌てて自分に針刺したりした日にゃ
ソコソコのケガします
針が鋭いだけにアレは相当痛いです
そんな怖いことなのに
背中を差し出して耐えてくれてたのは
他ならぬ「わたし」だから

そう思っておきますか

そうそう

長く大変なお世話もいつか終わるので
お世話になった病院にはご挨拶を

そういう自分は
お葬式が済んでもどうにもツラくて
ひと月くらい経ってからやっと病院へ
ちょうど年末だったので菓子折り持って
点滴パックやらシリンジやら針やら
医療廃棄物の返却がてら報告を

受付で挨拶して帰るつもりが
先生に呼ばれちょいとお話しました
まだ若くて厳しくてドライな
やたら声のでかい先生でしたが

「動物本人より飼い主がどこまでやれたか
悔いが残らなければ最善です
この経験は今後必ず役に立ちます」

的なちょっと良い話でついホロリと
まあ、ホントはよく憶えてないスけど

その後は病院が変わったのでわかりませんが
地元の埼玉?で開業した頃かしら
これは関係ないか
デブ猫のワクチン接種のたびに
「飼い主の責任だ」と怒られっぱなしでしたが
チビちゃんはデブですが
今も元気ですよ

 

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