デビ子ちゃんとちまおさん
末っ子です
すくすく育った現在では
利口でおませなおデビちゃん
そして永遠の小3といわれる
残念なちまおさん
息のあったコンビ芸を披露してくれてます
でも保護した当時
さすがの私も
この2匹に関してはヒシヒシと危機感が
「ヤバイかな、こいつら」
だってこんなだったから
生まれた時よりずっとしぼんでて
干物のようでした
でも
なんでだろう
助けられそうな変な確信もあったのです
デビちゃんを家に連れ帰った夜
彼女は
ほとんど意識もなくなり
ただ息だけしてる危篤状態になりました
最期に寝かせてあげるための
小さなベッドを用意して
お花🌸🌼で飾り見守っていたのですが
「ん?このままただ死なせるくらいなら
オレはやるぜっ‼️」
おかしなスイッチを無理矢理押して
・・・輸液しました
ちょうどその日
お年寄りに施したばかりだったので
そっくりそのまま
デビちゃんのちっさな背中に
サックリと
ミルクをもらえず痩せ細っていたため
刺せる針はほんの数ミリ
シリンジ1メモリほどを慎重に注入して
あとはそっと寝かしてあげました
やれることはやったから
「悔いなし!」とはいいながらも
めそめそしながら真夜中に覗き込むと
なんてこった!
デビちゃんは
ウンチとオシッコまみれになりながら
「ギーギー」元気に大暴れしてました
実はこれ
「えいやっ!」と
思いつきでやったわけではなくて
以前ヨタヨタの子ネコを持ち込んだ病院で
先生がやってたのを覚えていただけ
その時の子はダメだったけど
デビちゃんは頑張ってくれました
翌朝病院に駆け込んで
検査の結果
「ジアルジア」という
寄生虫の陽性反応が出ました
ひどい下痢が続き脱水症状になる
子ネコにとってはほぼ命取りの
大変おっかないもの
やっぱりダメかなとショックでした
でもでも
やっぱり デビちゃんは強かった!
治療の末
見事克服して完治したのです
あの夜
諦めなくて良かったー!
自己流の応急処置が正しかったかどうかは
今となってはわかりません
怒られるとイヤなので
病院の先生には言っていません
かたや
ちまおさんのほうですが
懸念された寄生虫も検出されず
痩せっぽちではありますが
ウンコももりもり
オシッコもじゃばじゃば
ゴハンもわしわし
明るく大雑把な良い子に成長
鼻カゼをひきやすいのと
ちょいちょいウンチが
おかしなことになるのは
人間の男の子とおんなじだなあと
ぜったい
女の子のほうが
手がかからない気がします
すっかり丈夫に可愛く育ったので
優しいおウチに
もらわれる話もありましたが
結局お流れに
でもそれで良かった
だって
デビちまはカワイイ
デビは
あまあまのカミカミで
見た目はジブリの子のよう
ちまおは
アライグマっぽくて
ウザくてウザくてウザい
ひっつき虫
昔飼ってたイヌの懐かしいニオイがする
明るくて心が強い
なんでも食べる良い子だ
馬鹿だけどお利口さんですね
だから
その顔、やめなさいって
ちまおさん