ネコを飼うようになってから
もうずいぶん経ちますが
始めの十年ほどは
女のコちゃんなネコとしか
暮らしたことがありませんでした
わたしの最初の
オトコとしてやってきたのが
黒猫のおにい君
実家の庭で生まれた野良の子3匹
みな無事独立してくれたかと思いきや
メスのにば子ちゃんが
ゾロゾロと子連れで出戻ってきました
子猫を咥えて何往復もしていたようで
近所のイヤなおっさん家を通り抜けた際
おっさんの奥さんに見つかったらしく
居合わせた姉が言うには
そちらの方角から
キンキン声の怒声が聞こえてきたそうです
小さい身体で必死にムッチリした子猫咥えて
どれほどの覚悟だったかと想像すると
本当に涙がチョチョギレてしまいます 😢
これは
おにい君の妹のにば子ちゃんのお話
にば子一家はそのまま室内飼いとなり
今も全員元気だし
あの時の小さな子猫たちは
怖るべき巨大ネコと成り果てました
で、その頃
おにい君は何をしていたかと言うと
まあ、オスですしカラダも大きいし
放っておいてもいつか
自然と独り立ちしてくれるにちがいない
そう信じていたにもかかわらず
穏やかでのんきな性格の彼は
コソコソとこそ?していましたが
そのまま1歳過ぎまで
実家の庭で何不自由なく暮らしてました
結果的には
オトナの縄張り争いのトバッチリを見事に受け
こっぴどくガブられて大怪我 🤕
恐怖に固まっていたところを捕まえて
そのままわたしのオトコになりました
1年間のコソコソ暮らしが
きっちり染み付いてしまっていたせいか
誰よりも大きなカラダで
恐いくらい真っ黒なくせに
何かというとすぐに
「ビクッ!」
として石化するなんとも気の小さいオトコです
美少女のようなか細い声で
執拗に甘える夜もあれば
「オララーオララーッ」
叫びながら下腹の肉を左右に揺らしつつ
若いちまおさんとはしゃぎもします
そういえば 🤔 🙄
わたしを含む女性陣の絶大な信頼と愛情を
完全に独り占めしていたところに
ヒモノ兄妹のちまおさんが子猫でやってきて
強烈なキャラクターでウチを席巻しながら
わたしの第二のオトコとなったとき
おにい君はどんな気分だったのかな?
怒ってイジメたり子分扱いしたり
そうなっていた可能性も
ゼロではなかったはずなのに
でもオバサンは
なぜかぜんっぜん心配してませんでした
・・・なぜなら想像できないんですよ
優しくないおにい君の姿を 😑
「おにい君は優しいけど小心者」
「ちまおさんは優しいけどウザい」
以上の二点が
わたしの明察するウチのオトコという存在です
おにい君とちまおさん
タイプはまったく違いますが
どちらも優しいことに変わりはありません
ちまおさんのデビちゃんへの優しさなど
もしあれが
自分へ向けられたものだったらと思うと
ゾーッとするほどの激しいウザさ 😣
控えめなおにい君が好きでしたが
ちと物足りなさを感じる時もあり
次にオスを迎えることがあったら
グイグイ来てくれる
おにい君とは正反対の子がいいな
そう思っていたバチが当たって
ウザ猫ちまおがウチにやって来ました
見たところ
ちまおさんは根っからの子分体質で
大雑把な良い子だから
喜んで子分になってくれそうだけど 🤔
でもいいか 🙄 じゅうぶん仲いいですし
だからおにい君
最近できたハゲなど気にしてはいけません
ああいうものは
気にすると治るものも治りませんから
ね?
おにい君 改め つるっと君!ひひひっ 🤓
良い機会なので
過去のおにい君関連を見返してみました
残念ながらだいぶ同じ内容でした ⤵︎
・・・そこそこ忘れてるもんですね
ただこの頃ハゲの兆候はまだありませんでした 👴🏼
大丈夫です 🙆 そんなことで
わたしのおにい君への愛は変わりません 😍