ねこしごと

ねこと思い出ばなし、ちょっぴり金魚とカメ

そこにこそ子がいた

今週のお題「ねこ」

 

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本日は水曜日です

つまり終日実家詰めです

 

当然のことのように

実家と呼んでいるこの家は

わたしが一人暮らしを始めて

数年が経った頃

姉と両親で建てた新しい家です

 

その際

新たな場所に越しての新築だったため

わたしの生まれ育った家ではありません

 

つまり 🙄

わたしにとっては

本来なんら愛着も思い出もない家です 😳

 

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元住んでいた家と新しい家は

距離的には非常に近いため

生活圏はほぼ一緒ですし

家の前は菜園になっているため

日当たりも良く景色もキレイ

遠くには西のお山がくっきり見えます ⛰

 

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初期の認知症を発症していた母が

外ネコたちに餌やりを始め

そのことで

隣人二軒とトラブルになるまでは

住環境としては

なかなかに魅力的なところでした 🤔

 

母が関わったネコたち

すべて姉と協働で捕獲して

実家とわたしとで室内飼いにしたため

もはや遺恨はないはずなのですが・・・

 

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その騒動以降

近所づきあいはほぼ皆無となり

それが原因かどうかはわかりませんが

母の認知症もどんどん進行しました

 

トラブルが尾を引いているのでしょうか

雪など積もった日には

それはもう気持ちがいいほど

くっきりはっきり

実家の周りだけ避けて雪が掻かれるため

ご近所関係が

誰から見ても一目でわかり面白いです 🤓

 

それに

隣人二軒の先で

前の私道はどん詰まりとなっており

隣人たちは

なんでかんで実家の積雪を越えなければ

自分たちの家まで

辿り着くことはできないのです 🧗🏻‍♀️

 

ホントに

面白いですねっ!👍🏻

 

ただし

こういう場合もあります

 

わたしが自慢の大剣 雪掻き 携え

ダッシュで駆けつけて

得意の先手必勝

くっきりはっきり

実家の前の雪だけやっつけて

境界線上に掻いた雪を集めて

こんもり積み上げた挙句

疾風の如く去ってゆく 🚗 💨

 

そういうことも

あえてシーズン中一度か二度は

実施するようにしています 😤

 

牽制とでもいうか

ときおり無性に

やりたくなるだけです

 

そんな実家の庭には

ネコやその他の生き物の思い出だけは

山のようにあります

 

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こそ子という

まっ黒い綺麗な若いメスが

庭に毎日通ってきていました

おそらく

おにい君と同じ親から生まれた

ひとつ上のお姉さんにあたるネコでした

 

いつもコソコソしてなかなか懐かないので

わたしがそう名付けました

 

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おにい君たちが生まれて

庭で母ネコと一緒に

可愛くわちゃわちゃしだした頃

ねぐらは別にあるものの

身内恋しさに寄って来ていたようです

 

まだ若いメスのためなのか

そういう季節には身ごもるものの

どうしても無事に産むことが出来ず

母が庭の片隅で見つけては

花壇を掘って埋葬していたそうです

 

そんなこそ子

ほどなくして交通事故で亡くなったのですが

たまたま実家に向かう途中

車で通りかかったわたしが見つけました

 

黒ネコなんかいくらでもいる地域なのに

なぜかわかりませんが

わたしは

あれはこそ子に違いないと確信して

いったんはそのまま実家に向かい

空きダンボール箱と古新聞の束

バスタオル、45Lビニール袋、手袋

ザッとかき集めて

現場に走って戻りました

 

すぐそばの家に住む奥さんが

気にかけてそばについていてくれてました

 

事故の瞬間も偶然見ていたそうです

 

大きなRV車が

ボンッと音を立てて走り去った後

こそ子が道路に倒れていたということです

 

こそ子の住むねぐらが

そのすぐそばの空き地にありました

 

お宅のネコちゃんだったの?

 

奥さんに聞かれましたが

 

母が可愛がっているノラ猫なんで

 

その時のわたしは

そうとしか答えられませんでした

 

往来する車を手で大きく合図して止め

こそ子と思われる黒ネコ

綺麗なままでまだ温かいカラダを

タオルで包んで箱に入れ

泣いてくれている奥さんにお礼を言い

箱を抱えて実家に帰りました

 

わたしがこそ子を抱っこしたのは

この時が初めてでした

 

外出していた母が戻るまでは

知らないよその黒いノラ猫かもしれない

まだそうも思っていましたので

帰宅した母に確認させましたが

母にもどうも確信は持てない様子でした

 

そのメスの黒ネコ

とりあえずこそ子としてお骨になり

今では実家のリビングで

室内飼いになった途端に天に召された

母ネコのクロちゃんと一緒に並んでいます

 

あれは本当に

こそ子だったんでしょうか 🙄

 

今となってはわからないままですが

その日以降

こそ子の姿は見ていないので

きっとそうだったんだと思います

 

やるもんだなぁ 😳

まったく!

ネコってヤツは・・・

 

あの日わたしが

もしあの時間に通りかからなければ

こそ子はゴミとして回収されていました

 

よしんば通りかかったとしても

よそ見や考え事でもしていたら

気づかなかった可能性も高いのに

 

なんじゃ

あの黒いのは・・・

 

一瞬だけ目をやってそれっきり

そして

 

なんか

最近アイツ来ないねえ

 

・・・だから

ネコは本当に不思議なのです

 

いやはや

どうも実家で書くと

湿っぽくなっていけないぞよ

 

わたしがしつこく

おにい君デビちゃんに執着するのは

黒ネコの

優しくて賢くて控えめなところが好き

それだけではなく

多かれ少なかれ

この件が関係しているのかもしれません 😑

 

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コソコソしっぱなしだったこそ子ですが

最後にわたしをコソッと呼び寄せたことで

その存在がこうして知ってもらえました

 

コソコソしてて

よかったね 👍🏻

こそ子姉さん!

 

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