・・・前回からの続き
半世紀近く前の入学式(描き込む前はほぼ鈴木福くん)
このあと渾身のイッチョウラにもかかわらず
同級生と偶然カブってることが判明し
情報開示請求
してみませんか
・・・にょ?
でっかいチビちゃんも思わず二度見です
情報開示・・・うーむ
個人情報や公文書関連で
チョイチョイと耳にしますし
知らないシステムではありませんでしたが
よもや自分がその当事者になろうとは
さすがのわたしもちょっと想定外でした
・・・そもそもわたし自身
・ 知らないことは
あえて知らなくていい
・ 知りたくもないことは
何があろうと知りたくない
・ そもそも知りたいことも
いまさらそれほどない
そんな低レベルの知識欲で
日々淡々とこの歳まで生きてるわけで
突然そんなこと
言われましても! (゚∀゚)
・・・うーむ
そもそも
要介護認定に関する
情報開示請求とはなんぞや?
要介護認定の申請から決定までの
大雑把な流れについては
前回の「お楽しみおまけ」枠でご紹介しましたが
今回のこの提案にともなって
終始キョトン状態だったわたしに
ケアマネさんが説明してくれたその内容
いちおうザックリ整理しますと
えーとですね・・・
まあ、だいたいこういうことらしいんですが ↓
ケアマネさんとしても
「却下」という結果に納得できなかったため
いろいろと手を回して調査したところ
主治医の先生を含めコチラ申請者サイドに
意見の相違などの問題や不備は認められなかった
次の対応や方針を決定するためにも
認定調査や審査会判断の内容を知りたいが
今回の場合「却下」なので
開示請求の権限はケアマネさんにはなく
家族のみに許されており
その限られた権限を行使しない手は無い
よって
三女さん!
情報開示請求です!
へえへえほおほお
感心しながら話を聞いていたものの
正直なんとなくわかった気になってただけで
ぼんやりした頭のまま
んだなす!
オラ
市役所さ行ってくっぺ!
さっそく車で出発です 🚘
・・・とまあ
勢いづいて飛び出したものの
実際はなんにもわかっていなかったので
市役所に向かうまでのあいだを利用して
のちに思いきり
グググッとググるなどして得た
わたしの知識の限界とも言える補足説明を
しばし
しれっと挟ませていただきます
🚗 🚗 🚗 🚗 🚗
まずは!
通常の定期的な要介護認定の結果に関しては
介護サービス計画等を作成するため
外部資料として情報が必要な場合は
担当ケアマネージャーの権限があれば
申請により詳細な結果を知ることが可能(らしい)
あとでググって探した ↑
で・す・が!
今回の要介護認定は
イレギュラーな区分変更であり
結果が「却下」だったため
認定結果自体が無かったことになり
内容がすぐには外部資料として開示されず
ケアマネさんとしても
その結果に至る調査内容を
精査することがなかなか出来ない(そうな)
ホントに合ってんのか?コレで (゚∀゚)
そこで!
ジャジャーンッ!と
伝家の宝刀
情報開示請求の出番!
・・・いや
実際まだよくわかってないんですけども
ケアマネさんがおっしゃるには
先ほどの説明のとおり
却下の場合でも
家族なら
情報開示請求が可能ですよ!
ほら、この通り
市のホームページでも明示してありますね!
ご親切にも請求用紙まで!
便利ですね!・・・へ?
何かおっしゃいましたか?
・・・ナニナニ?
なんだべ
間違ってっぺ ⤴︎
おめえん家は
郡山市でなくて
お隣の福島市だべ ⤴︎
イントネーションは尻上がりで (゚∀゚)
まあ、そうなんですけども
不思議なことに
福島市のホームページ上では
どんなキーワードを入力しても
どんなふうにアプローチしても
それらしい情報に
まったくたどり着けない・・・
出てくるのは
先ほどの介護認定資料外部提供申請のみ
さては
窓口で直接問い合わせてみて
初めてコソッと
申請用紙を奥から出してくる系?
できればなるべく
開示請求させたくない的な?
ムズすぎる・・・福島市
🚗 🚗 🚗 🚗 🚗
さあ、いよいよ
伏魔殿(?)に到着です!
ツッタカターッと
小鳥のように軽やかに階段を駆け上がり ←ウソ
介護保険課介護認定係へ
迷える市民に個別に声かけして
爽やかな若き新人職員君が
適切な窓口へと誘ってくれるようです
どういったご相談ですか?
えーと
要介護4だった
母の介護認定の件で・・
あ、お亡くなりに?
マスク着用で階段を上る暴挙のせいで
息がキレて涙声と勘違いされたのでしょうか?
あ、違いますし
ダイジョブでーす!
それっぽい窓口を見つけ目的を告げると
窓口対応の若い女性職員さんは
なにやらいったんハケて
年配の男性職員と選手交代の様子
満を辞して登場した感の男性職員さんは
手にした請求用紙の各項目を指し示しながら
厳かなトーンで話し始めました
実物の請求用紙は先ほどの郡山市の様式とだいたい一緒
ちなみに記入して提出する前
「ちょっと失礼」とアイーンパッドを取り出して
これ見よがしにスキャンしたつもりが
なぜか保存に失敗したのでデータ無し・・・ちえっ
- 情報開示請求の意味について
- それにより生じ得るかもしれない問題について
- 請求者本人の身分証明書の提示が必須なこと
- 費用が発生すること
などなど
ネチネチかつクドクドと
丁寧な口ぶりで時間をかけて説明してくれました
おやおや?
どうやらリスク面を強調して
請求自体を
諦めさせようとしてるような?
特にそう強く感じたのは
「主治医の意見書」について
職員さんいわく(と、わたしの深読みによる)
主治医意見書の開示を求めるには
意見書を作成した主治医の了解が必要なので
開示まで時間がかかるし
主治医の心証を損ねる可能性もある
・・・みたいな? (゚∀゚)
今回の母の区変申請に関しては
主治医の先生にも事前に相談してありましたし
「却下」という結果を報告したところ
先生ご自身も納得いっていないようでしたので
あらためて内容を確認する必要は無く・・・
主治医の意見書については
開示して頂かなくて結構です!
ですので
開示請求した資料は次の5件
「参考」は公開されている「介護認定員テキスト」より抜粋
実際の開示請求文書はこれらの項目に
実施された個別調査の内容や判定結果が
キュッと一枚ずつ濃縮してそれぞれまとめて入力されたモノ
うーん、この説明でわかってもらえたでしょうか・・・
調査員さんはこれだけの項目を細かくチェックして
判断しなければならないのでとにかく大変だとは思います
⒈ 認定調査票(基本調査)「参考」
⒉ 認定調査票(概況調査)「参考」
⒊ 認定調査票(特記事項)「参考」
⒋ 介護認定審査会資料(事務局用)取扱注意
⒌ 合議体の記録
とりあえず
実際に提出した請求用紙の記入項目は
郡山市の書式で当てはめるとこんな感じでした ↓
あとは想像力で補ってみてください
じゃあ
お願いしますね!
男性職員さんの長い説明を右から左へ受け流し
トットと階段を駆け下りて帰路へ
お役所になんか
長居は無用ですからね!
・・・しかし
わたしのアプローチがよほど悪いのか
それとも市があえて公開していないのか
そこはなんとも言えないのですが
市のホームページ上からは
必要な情報がなかなか得られませんでしたので
王道の条例を読んで
介護認定該当箇所を探してみました
第五章 介護認定資料の開示
(第十七条―第二十一条)
・・・だそうです
なーんだ
ちゃんと詳しく
書いてあるじゃないですか!
とはいっても
わたしくらい執念深いオンナでないと
なかなかここまで探さないとは思いますけど
ひと仕事終えた満足感からか
わたしは珍しくテンションが上がり
市役所にほど近いパン屋で
福島名物サラダパンを大量に購入し
姉たちにそれぞれ世帯構成人数分ずつ
きっちり配給したのち
悪いオニャンコポンたちの待つ
とっ散らかった我が家に
やっとこさ帰宅したのでした
開示が決定されれば
一週間ほどで電話連絡があり
また窓口に出向かなければなりません
いまはひとまず
サラダパンで英気を養って
あとは静かに
その日を待つことにいたしましょうか
・・・次回へ続く
本日のおまけ鈴木福くん
こちらはどう見ても幼稚園の入学式ですが
行く前なのか帰ってきたところなのか
どちらにしろ
なぜかやはりド仏頂面をしています
着物はわりと持っていたはずなのですが
よほどお気に入りだったのか
幼稚園も小学校も入学式は同じ着物のようです
当時の母にとってはこの着物が
イッチョウラだったんでしょうか (゚∀゚)
そうそう!
古いアルバムを引っ張り出して
こんな写真を見つけました
足開いて片っ尻落として
次女姉と爆走するこの後ろ姿
完全に族のライディングですね (゚∀゚)