ねこしごと

ねこと思い出ばなし、ちょっぴり金魚とカメ

実習② 「グキッ!防止にもボディメカニクス」の巻

 

まずは

中高年の皆さまにお伺いしたいのですが

現在お腰など痛めてる方

一部にいらっしゃるのではないでしょうか

 

連日の寒さによる血行不良筋肉のコリ

年末年始のイベントやなんやかやが続き

そろそろ疲れもピークの頃

 

ただでさえあちこち部品の経年劣化

何かと無理が効かない我々世代

 

しかも

疫病、災害、戦争、物価高

 

今年も相変わらず

気を抜けない日々が続くことは必至で

相次ぐストレスに晒されて

心も体も凝りに凝ってカッチコチ

 

そんなヘロヘロの中高年に

追い討ちをかけるのが・・・そう

逃れられない親世代の介護

まあ、もしも逃れられた場合は

「サンキュー!親 or 自分以外の誰か」と心からの感謝を

 

介護はおそらく

カラダが資本の体力勝負

想像しただけで

どう考えても無理・・・⤵︎

 

そんな悩める中高年の

あなたに朗報です

 

ポンコツな身体に負担をかけず

グキッ!となりがちな

センシティブな腰にも安心

筋肉の落ちた弱味噌でも楽勝

 

そんな画期的な

介護技術を学べたら‥

 

そう、それが 本日のテーマ

 

ボディ☆メカニクス

あ、通常☆は付きません (゚∀゚)

 

 

その前にまずは恒例の持参弁当

茶色スペシャル第二号

 

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やはり前日に詰めて冷蔵庫に放り込み

朝になって取り出してご飯をチンして

空いたスペースにぎゅうっとして完成です

 

ちなみに今日は茶色いだけでなく

昨日の黄色い煮込みカツが残っていたので

ミニサイズタッパーで追加してみました

 

・・・ちょっと食べ過ぎですね

 

 

 

・・・はい!

と、いうことで

 

 

長い前置きは綺麗さっぱり忘れて

今日は大事なボディのお話です

 

実習二日目のこの日は

ほぼほぼカラダを動かしまくる

キツい実技中心の日でした

 

動きやすい服装で!との申し送りで

ウン十年ぶり体育ジャージで臨みましたが

女性陣のジャージ率は高くはありませんでした

 

さあ、レッツ実技・・・ではなく

午前の講義ではまず

ボディメカニクスの理論を頭に叩き込み

後記「本日の気になるワード」参照のこと

 


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おまけ


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これらを踏まえた上で午後からは

生活支援技術の基礎の実践です

 

まず習得を目指すのは

その人の生活の質を維持し支える上で

快適な生活行為身体機能の維持に繋がる

 

移動(生活の基本動作)

寝返る・起き上がる・立ち上がる・座る・歩く

移乗(端座位→車椅子)

歩行(杖)

 

もちろんすべての介助は

ICFの視点(また登場!)に基づいた

徹底したアセスメントにより行われるものですが

詳細については

丸覚えで再現しなければならなかった

この日の流れ、条件片麻痺、健側自立度あり)

ほぼ近い動画を頑張って見つけてきました

配布資料は使用禁止なので

 

ちなみに実習①の記事内ではスルーしたものの

講義においてはアセスメント実施していた

Jさんの介助を行うと想定すると

情報は下記のようになります

 

心身の状況(心身機能・身体構造/健康状態)

要介護状態区分/障害程度等級

・要介護2

認知症高齢者の日常生活自立度

認知症は無し

障害の状況(身体・知的・精神)

・障害高齢者の日常生活自立度:A1 (準寝たきり)

脳梗塞の後遺症としての右片麻痺、構音障害

現在の主な疾患

・高血圧症

服薬

・血圧降下剤

・酸化マグネシウム(便をやわらかくするため)

既往症

脳梗塞

平常時のバイタルサイン

・体温:36.0~36.3℃

・呼吸:18~20回/分

・脈拍:62回/分

・血圧:135/85mmHg

 

さあ!どうぞ

ご覧ください (゚∀゚)

 

移動・移乗

めっちゃ丁寧試験対策バージョン


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おまけ


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個人的に好きなラフな訪看のお姉さんシリーズ


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杖歩行

平地


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階段


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・・・と、まあ

こんな過酷な実技練習でしたが

ヒイヒイ息上がりながらも

小さいど素人のオバハンとしては

高身長の若者たち相手に

それなりにちゃんと全力で頑張りました

 

わたしは介護職ではないので

どうしても利用者家族目線が基本になります

 

たとえば

歩けなくなってからのトキさんのような

自立度が低い全介助状態

ウチの爺さんのように

ニヤニヤしながらわざと意地悪したり

性格的に非協力的なタイプの場合は

そう理屈通りにはいかないと思いますので

もうその際はご家族の全責任

 

ガッと脇を抱えて

ヒョイッポイッとして

ササッと済ます

 

それもアリというか

むしろやむなしかと

 

ええと、腕先だけを持って

ギューッと引っ張って無理に立たせる

・・・とかは

マジで腕が抜けたりして

イタイイタイイタイ!

大騒ぎになるのでダメですが・・・

 

あくまで重視するのは

本人の尊厳ですから! どのクチが言う? (゚∀゚)

 

とりあえず

身近に便利な高齢家族がいらっしゃる

そんなラッキーな方は動画を参考にして

アレコレ試してみることをお勧めします

目からウロコなことも多いので

家族の心&身体の負担や不安

それにより少しでも減ると良いのですが・・・

 

・・・というか、わたし的には

 

誰でもいいから

もっと早く

ちゃんと教えておくれよ

 

モヤッと思いましたけども (゚∀゚)

 

 

 

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・・・やい

そこのかあさん

 

ところでなんか

ちまくんは思ったんだけれども

今回はなんだか

ずいぶんと

動画に頼ってるんだねえ

 

自分で実演してみせるとか

イラストで再現するとか

なんか方法は無かったのかなあ

ほんとグウタラだなあ

 

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いつもグウタラかあさん

さらにグウタラだってえことは

若者に混じって頑張ったものの

もう体力の限界なのかなあ?

 

あ!これが

年齢の壁ってやつなんだね

あはははははははは!

 

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それじゃまあ

ヤングなちまくんから

せめてものエールを込めて

グウタラな中高年女性界

ダントツNo.1 かあさんのために

元ヤン・・・じゃなくて

ある偉い議員先生がかつて仰った

この名セリフを贈ります

 

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えー、コホン!

 

顔はやばいよ

ボディやんな

ボディを

 

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・・・ほお

チョイと上手いこと言っとるが

今回は想定内という感じじゃな

 

いやはや

ほんに琴線に触れる

使い勝手の良いありがたいお言葉じゃのお

ちまお太郎

 

しかしのお

われわれ中高年世代

ボディメカニクス的なこと

じつは何気に常に心がけておったりするんじゃよ

なぜなら急に動いたり

買い物して重い荷物を持ち上げたり

ただそれだけのことなのに

大ダメージを受けることが多々あるでのお

いつもヒヤヒヤしながら生活しておるぞ

 

 

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ふーん

だからなんだねえ

かあさんが何かする時

いつも大股で踏ん張っているのは

 

そんでもって

そのたんびに

ボディメカニクスって

必ず叫んでいるよねえ

 

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あーあ、ヤダヤダ ⤵︎

でもまあ

可愛いちまくんたぶん

中高年になんかならないけどね

 

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・・・おお、きっとそうじゃな

ちまお太郎、せいぜい頑張るんじゃよ

 

 

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本日の気になるワード

 

介助の際の原則の徹底

介助する前

・利用者の今の状態をアセスメントした上で

 介助内容を説明し同意を得る

介助時

・本人の動作を見守りながら

 必要時には声かけや誘導を行う

介助した後

・体調などを確認する

 

ボディメカニクス

骨格や筋肉および内臓器官などの相互関係で起こる

身体の動きのメカニズム

高齢者の生活行為を理解し支援するには

身体構造の多面的な理解が必要であり

その上でボディメカニクスを正しく応用することで

利用者・介助者双方の負担が減るとともに

自然な動きに合わせた無駄の無い介助が出来る

 

① 支持基底面積を広くとり重心位置を低くする

② 介助する側とされる側の重心位置を近づける

体幹の大きな筋群を利用する

④ 利用者の身体を小さくまとめる

⑤ 「押す」よりも手前に「引く」

⑥ 重心の移動は水平に行う

⑦ 介護者は身体を捻らず骨盤と肩を平行に保つ

⑧ てこの原理を応用する

⑨ 身体の各部位の回転を意識し回転軸を利用する

⑩ 生理学的に自然な動きを意識する

全ての動作を自分で一度試してみると納得出来ます

とくにベッドからの起き上がりや椅子からの立ち上がりは

自分で試してみるとめっちゃ目からウロコですので

 

魔法の言葉たち

「足を開いて姿勢を安定させてください」

「お尻を前にずらして浅く座り直してください」

「お辞儀をするように前屈みになってください」

「腕を前で組んで膝を立ててください」

「ご気分は大丈夫ですか?」

 

支持基底面積

身体を支持するための基礎となる身体の底の面積

立位の場合

床と接しているところで囲まれた足下の面積

 

廃用症候群

安静状態が長期にわたって続くことにより発生し

寝たきりにも繋がる一連の症候

・身体的には筋・骨の萎縮や関節拘縮など

・精神的には意欲の減退や記憶低下

 

拘縮

かたまって動かなくなること

 

片麻痺

片側上下肢の麻痺

脳卒中、頭部外傷などによって

片側の脳や脊髄などの損傷により起こる

 

構音障害

正しく発音できない状態(Jさんは麻痺性)

 

患側/健側

半身に麻痺や障害を負っている場合の

障害がある側の身体/障害のない側の身体

 

長座位

上半身を起こし両足を伸ばした状態の座位

 

端座位

ベッドの端に腰かける座位

 

仰臥位(背臥位)

就寝時などのあお向けに寝ている体位

 

側臥位

横向きに寝ている体位

 

ライフサイクル

人間が生まれてから死に至るまでの過程

乳幼児期→児童期→青年期→成人期→高齢期

 

ICF (前回と同じ)

国際生活機能分類

利用者の全体像を全人的に捉え

情報収集の基となる観察視点項目

生活機能

・心身機能、身体構造

・活動

・参加

背景因子

・環境因子

・個人因子

 

前回の振り返り&補足

 

ICFに基づく視点例として下記表を追加しますが

実習①記事参照(研修資料は禁止なのでネットから拝借)

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前回の内容の通り

介護過程の段階において

特に重要とされるのがアセスメントであり

その段階で得た情報を基にして

介護計画の立案→実施→評価に至るわけなのですが

その最終段階である

評価の意義と目的について補足すると

 

はい!計画こんなん立てましたで!

で、計画に沿って

こんなん援助キッチリやったりました!

 

もちろんやりっぱなしではいけません

 

・立案した計画が利用者の生活援助に

 実際どれだけ役立っているか

・残された課題としてどんなものがあるか

 

これらを明確にするべし!

 

もちろん

目標が必ず達成されるとは限らないわけで・・・

 

プロが額を突き合わせて立ててくれた

ありがたい計画とはいえ

なかには利用者家族目線的には

 

いやあ・・・この目標は

現実問題として無理だと思います とか

 

この方法じゃないほうが

ウチの場合はむしろ実現できるかも とか

 

そもそもここの解釈はちょっと・・・ とか

 

どうしても起こり得るので

そこは強い心でちゃんと伝えたほうが

ケアマネや各サービス提供事業者にとっても

個別計画が立てやすいですし

結果、目標達成にも繋がることと思います たぶん

 

ちょっと話は違いますが

解釈のズレの個人的な例を挙げると

 

訪問看護?往診?ちょっと忘れましたが

その契約時の最初の聞き取りで

利用者である爺さんについて

家族としての介護の方向性を聞かれた際

 

もともと情の薄いタイプの父ですし

たいして思い入れも無いのですが

食うに困らない程度には育ててくれたので

まあそこそこやれる事はやろうと思います

 

バカ正直に答えたはずなのですが

さすがに正式な文書上に

そのままの表現で残すのには躊躇したのか

 

食うに困らない云々のクダリが

 

何不自由なく

育ててくれたので

 

全く違う趣旨で記載された計画書を手渡され 

能面のような顔で眺めたという遠い記憶が

 

まあ、その後はワタワタ

そんな些細な事はどうでも良くなりましたが

もしかしたらまだ何かの文書に

その文言の記載が残っているかもしれませんね

 

当時はまだ利用者家族初心者だったため

これはちょっと違う・・・とは

なかなか言えませんでしたが

今ではむしろ

ちょいちょいちょーい!

食い気味に突っ込みを入れたがる

タチの悪い利用者家族になれました

 

良い人ぶらずにやる気のない家族全開で

各関係者との付き合いが始まったことは

印象や評価は逆にあとは上がるだけでしたので

今からすると

当たりだったかもしれませんね 

 

クスクスクスクス  (゚∀゚)