・・・と、いうことで
ここのところ
トキさんがチョイチョイ夢に出てきては
いらんコトを言ったり
いらんコトをやらかしたりするもので
その都度ウンウンうなされて
真夜中にカッ!と目を覚まし
その後はいっさい寝つけずに
目を開けたまま
朝までただ横たわっている
・・・そんな
心身ともに不健康な中高年女性による
誰もが寒さに凍えているであろう
最強寒波到来中
この年の初めに
クソ暑かった去年の夏
しかも極めて私的な案件
そんなイベントを振り返るという暴挙
それではひとまず
とっくにド忘れされているに違いない
あの灼熱の夏
いま一度そこへ戻ってみることにしましょう
のB太くん & ドラ屁もん
あの人気者たちに誘われるまま
さあ、出発です!
たしか前もやったな、コレ (゚∀゚)
・・・えーと
かくかくしかじかでこの六月
スッタモンダの末に
トキさんの葬儀をなんとか終えたわけなのですが
もちろんその後も
やるべきことは山積み
まさに息つく暇もないわけで
葬儀が終わって
はい、一同解散!
まあ、そうは言うものの
骨箱、遺影
白木のお位牌、卒塔婆
お触れ書き風 謎の立て看板
そんなグッズ類一式
これから渡す分のお返しが入った紙袋
・・・ああ ⤵︎
そうそう、それと
出来ることなら置いて帰りたい
一番の大荷物 ← 別名「爺さん」
プーッ!
クスクスクス (゚∀゚)
そんな大量の荷物を車三台に押し込み
ヘトヘトながらも
まずは実家に持ち帰りました
どこにナニ置く?
コレなんだっけ?
実家でワチャワチャ揉めていると
さっそく
火葬場のラーメンのオッさんが現れて ← 前回登場
四十九日の後飾り祭壇を
とっととセッティングし始めました
えーと
ここでイイですかね?
何気にじつは仏間でもあった
トキさんの部屋
もちろんここに設るしかありません
いつもの介護サービスイケメン営業マンが
↑ ここはマジでイケメン多し
・・・が、約一名のみ桃屋のオッさん風 (゚∀゚)
トキさんの寝ていた介護ベッドを
分解撤去回収して帰った今では
あんなにぎゅうぎゅうで狭かった部屋は
トキさんがいた時よりずいぶん広くなりました
あ、あとは長女姉が鼻息荒く馬車馬のように片付けたので
とはいえ
部屋の隅に寄せてある
褥瘡の治療グッズやその他の塗り薬
その他ケア用品やオムツが乗った
キッチンワゴン数台
トキさんが着ていたパジャマや下着、布団類を
その場しのぎで押し込んだ
ひょろひょろのカラーボックスたち
まだ生々しいそれらも
追い追い処分していかなければなりません
まあ、あくまで追い追いですけども・・・
ボーッと眺めている間にも
オッさんの手によって
あれよあれよと組み上がっていく祭壇
すべて込み込み契約なので
コッチとしては任せっきりで良いわけで
途中に挟まれる説明や解説
もしくは 講釈やウンチク
ほぼまるっとスルーで聞き流しながら
頭の中は
ただただ早く帰りたい
・・・ん?
とりあえずは出来上がったようですね
・・・これでやっと家に帰れます
きっとオニャンコポンたちも
日頃から敬愛してやまない
このわたしの帰宅を
お利口に座してひたすら待ってることでしょうし
あ、その前に根本的なこの問題
で、
四十九日って
マジでなんなんぞよ?
小粋なベレー帽が巨匠風で素敵可愛い
でっかいチビちゃんが
素朴な疑問を投げかけます
おや?
ちまお太郎も負けずにお洒落にキメて
これはこれでそこそこお似合いですね
あ、使用したジャンボ椎茸は
撮影後に焼き椎茸にして美味しく頂きました (゚∀゚)
実際のところ
この手のことにはほぼ縁がなかったので
わたし的ザックリ常識としては
お葬式後のお骨を
自宅に持ち帰り
納骨までしばし保管し
せめてその間の義務として
供花や供物を欠かさず
線香を焚き続ける
・・・この程度だったのですが
納棺儀式の一連の流れや
一緒に納める旅装束の意味合い
それと夢うつつで聞いていた
ありがたくも長い各種お経
それらを執念深く解読した結果 ほぼググった (゚∀゚)
どうやらトキさんは
四十九日のあいだ
とりあえず
長い一人旅に出るらしい・・・
しかもその旅は
気楽なあははおほほではなく
安定した来世をゲットするため
さまざまなハードルを乗り越えつつ
ラスボスとの対戦をクリアすべく 別名 閻魔
キツいチャレンジを
何度も繰り返さなければならないそうな
・・・ふうっ
あちらの世界も
なんだか大変そうですね
つまりはこんな感じでしょうか
お墓に入って
仏様になるまでの
せめてこの期間くらい
毎日故人を偲びつつ
善行をアピールして
輪廻転生の査定に
少しでも
協力してあげましょう
・・・みたいな?
もうそろそろ限界ですので
あとはコチラを参照していただくということで
石原葬儀社専務
秋山一級葬祭ディレクターが優しく説明してくれています
では秋山はん、よろしゅうお願いしますわ!
まんま葬儀業者のPRですけども (゚∀゚)
ところで例の後飾り祭壇ですが
四十九日も終盤に差し掛かると
無駄なアレンジやお遊びで相当ゴチャゴチャに
まあ最終的には
お供物はすべて良く出来たフェイクと
しれっとすり替えられ
かつ日替わりで
珍妙な動物たちがトキさんに会いに来たり
そんな感じで
あれよ!という間に時が過ぎ
日程的にかなり厳しい中
四十九日→納骨→お盆
ほぼ一気にこなすことになりました たまたまですが
細かく振り返っていると
マジでキリがないので
四十九日忌法要&納骨に関しては
資料への書き込み
そちらで済ますということで・・・ 掟破り (゚∀゚)
打ち合わせでお寺に伺った際に
ご住職から口頭の説明とともに
コチラの一枚紙を手渡されました
フレンドリーな手書きが好感度高いですね!
ちなみに手作り霊膳は
わたしは「面倒だから端折るべ!」思いましたが
長女姉が頑張って一品ずつ小分けで持ち込み
現場で大慌てで盛り付けて供えました・・・写真無し
もうパッと見これだけで
すでに超大荷物の予感
・・・もちろん
あのカトちゃんの業者の出番です
そんな他人の力を借りまくり
なんとか済ませた納骨でしたが
ただでさえ酷暑
炎天下の納骨は過酷で
しかも突然の雨で濡れたトキさん
遺影がフヤけてしまいました (゚∀゚)
はい!
お次は続けてお盆です!
トットとサクサク進めましょう
お寺での合同新盆供養は参加せず コロナ全盛
受付でお布施をお渡しして
後日お塔婆だけ受け取りに来ることにしました
お墓に入ってたった一週間にもかかわらず
トキさん早々に帰宅ということで
いわゆる盆の精霊棚を設るわけですが
あんなにちゃんと連絡したのに
誰もお線香上げにも来ないし
なんかもう適当でいいや
楽天で買っておいた
お盆セットと
生のホオズキの一枝でも
ファサッと飾ろうかな
わたしはのんびりイメージしていましたが
もう時間がないのに!と
長女姉夫婦が十三日にガーッと現れ
文字通りの突貫工事で設えてくれました
ベースは洋服ハンガー?物干し?
そこに庭から切り出してきた青笹を括り付け
フェイクのホオズキをブラブラーンと!
あとはわたしが楽天でチマチマ買い集めていたグッズ
(長女姉の目を盗んでウマくんもコッソリ参加)
あの次女姉いわく
「女子校の文化祭のお化け屋敷だべ!」
しかし長女姉もなぜか満更でもないという謎の反応
どうなの、コレ・・・
わたし的には思いましたが
勢いづいた長女姉を止めることは不可能ですので
もう全面的にお任せしました (゚∀゚)
お寺で頂いた小冊子では
お盆についてこのように解説してありました
ちなみに例の業者に頼むと
全セット価格でこうなりますので
かなりの節約にはなりましたが
・・・いやいや
どんなもんでしょう?
くすくすくす (゚∀゚)
誰も来ず何事もないままお盆が終わり
あの怪しげな精霊棚は
例のごとく長女姉に馬車馬のように解体され
元の洋服ハンガー?物干し?に戻るべく
大事な役目を終えて片隅に放置されてましたが
のちにヒッソリと回収されて帰って行きました
・・・これで
去年のトキさん関連イベントは終了です
あとはまあ
月命日や百箇日に
長女姉とわたしで個別にお墓参りをした程度
トキさんまわりは
現在ではこんな状態に落ち着いて?います ・・へ?
季節ごとのカワユスなちりめん細工や
炎がユラユラ揺れるLEDロウソクは
あくまで自分の好みで楽天でポチッとしました
気に入って自分用にも買いナイトランプとして愛用中
それと爺さんが線香アレルギーの疑いが出たので
シャレで買った10分で自動消灯するLED線香
トキさんが亡くなったことで続いた
この一連のセレモニーを終えて 前記事〜
実はちょっと気がついたことがあります
なぜにわざわざ
こんな面倒なことを
我々はあえて行うのか
そしてなぜにいちいちお布施を渡・・・ (゚∀゚)
コロナ禍で家族葬も増えましたし
宗教によりそれぞれ儀式は異なるとはいえ
弔うということが
完全に無くなるということはないわけで
かつての介護認定記事において
要介護認定の評価軸は
介護の手間の総量であり
大切なのは
介護の手間のアピール
大胆にもズバッと
無責任にそう言い切ったわたしでしたが
なんとなくですが
コチラに通じるものがあるような・・・
面倒な手間や余計なお金をかけることで
弔われる本人や親戚、知人やご近所に向けて
ウチはこんなん
やりましたけど?
そういうアピールをしているのだと
ですから
アピール嫌いのご家庭であれば
とくにこだわる必要もないわけで
・・・つまりまあ
お寺や葬儀社にザックリ決められた
タイトで過酷な日程を
やれ喪主は?
葬儀代は?
悲しむ暇もなく遺族で揉め倒して
フラフラになってこなしているうちに
急にふっと我に帰って
ああ、そういや
もういないんだな
そんなくらいに心持ちを着地させられれば
御の字・・・みたいな
・・・関係ないのですが
トキさんの仲良しだったお友達が数名
実家のすぐ近所にも住んでおり
わたしも以前はよく
トキさんと一緒にお会いしたりしたものでした
そうそう!お見合い話もたくさん頂いたっけ (゚∀゚)
ご近所なのにいまだに誰も
トキさんに会いに来てくれないのが
なんだか不思議な気がして
たんにコロナのせいなのか
それとも皆さんもれなく高齢になり
あまりにも「死」が身近になり過ぎて
ああ、またか・・・程度の受け止めなのか
もしや連絡の電話の際に
あの次女姉が何か粗相をしたのか
でなけりゃみんな
やっぱりそろそろボケ・・・
考えられる理由はいろいろあるものの
本当のところはわからないままですが
それはそれでしかたないのかな・・・と
とはいえ
元気な頃のトキさんは
何があろうとどこにでも
すぐに駆けつけて行ってたっけ
・・・ついそんなことを思いつつ
そうそう!
次女姉に一時的に立て替えさせた葬儀費用は
トキさんのゆうちょ口座に残っていた分で
わたしを代表相続人として相続した全員分と
プラスで父からの持ち出しを当ててキッチリ全額返済しました
ただし!
喪主代行料とスピーチ代はまだ貰えていません!
自分の葬儀代をちゃんと残してたトキさん、エラい!
そしてバックれて踏み倒さずに返済したわたし、エラい!
でも、ホント言うと
今後の人生のために少しは貯金したかったんですけども (゚∀゚)
最後に冒頭でお話しした
トキさん出現の夢の件ですが
ある晩はこんなシチュエーションで現れて
わたしをトコトン凹ませてくれました
暖かい隣の部屋で寝ているはずのトキさんが
寒〜い・・・
そう言って夜中に起き出してきました
ソッチの部屋は
エアコン効いてるでしょ?
コッチの部屋は寒いんだよ?
・・・うん
でもねえ、寒いから
青い目のコをね
抱っこしたいんだよ
青い目って・・・
でっかいチビちゃんか
あんこちゃんってこと?
・・・うん
このやりとりの後
わたしはちょっと悩んでから
じゃあ
あんこちゃんかな?
・・・結局あんこちゃんを抱かせました
わたしは最近つねに眠りが浅く
翌朝になって目覚めてからも
その夢の内容はハッキリ覚えていたため
にわかに不安になってあんこちゃんを探し
グースカ寝ていたデカいカラダを引きずり出して
謝罪しながら抱きしめる事態となりました
懐かしくも何気に珍しい青い目のツーショット
ねえ、あんこちゃん
なんかゴネンねえ・・・
なによ、おかあったら
・・・知らないけど
なんかムカつくから
えい!
こうしてくれる!
どうだ!
痛いか!
参ったか!
ふうっ
今日のところはこのくらいで
勘弁してやろうかしら
・・・どうやら
許してもらえたようです (゚∀゚)
今回でトキさんのお話はすべて終わりますが
こうしてコトの経緯を詳細に残せて
誰かに読んでいただけたことは
本当に良かったと思っています
読んでくださった方々にはあらためて御礼を・・・
そしてこの冬は
とにかく全国的に雪に悩まされ
降らないはずの都会でもそこそこ積もる恐れが
思わぬ場所でのド派手な転倒は
その後いろいろと生活に響いてきますので
同世代中高年各位におかれましては
慣れない電動キックボードなどで
決してお出かけなさることのないよう
どうぞ皆皆さま
くれぐれも
お気をつけくださいませ (゚∀゚)
ただいま絶賛みずから戒め中