今週のお題「575」
以前から
お伝えしていますように
認知症の母(88歳)は
もともとかなりの徘徊老人で
昨年の春先くらいまではまだ絶賛徘徊中でした
ヘルパーさんからの電話
あ、実家ではすでに
爺さんと一緒にお願いできるので
シモの交換等のお世話をしてもらうために
母も定期巡回でヘルパーさんに入ってもらっていました (゚∀゚)
訪問したら
〇〇さんが家にいません!
〇〇さんが目を離したすきに
出てったきり戻ってきません!
そんな緊急連絡で
実家に呼び出されるのは日常茶飯事
慌てて実家に向かうと とはいえまあまあ近い (゚∀゚)
爺さんひとり放ったらかしで
鍵も開けっぱなし
田舎だとはいえ無用心この上ない状態
当時の母の徘徊コースとして
家から少し先の路地から
分岐点をどちらに向かって曲がるかによる
右ルート
左ルート
この2種類が存在しており
その逆回りも考慮すると
だいたいは5パターンくらい
コースはそんな感じに特定できましたので
まずはダッシュで分岐点まで行き
各方向くまなく目をやり索敵体制に入ります
そこで遥か遠くにでも
豆粒みたいな老女を発見できれば
その日は相当なラッキーデーなのですが
・・・まあ ⤵︎
そうそういつも上手くはいきませんので
その際はザックリあたりをつけて
これまでの発見頻度の高い
いわゆる
王道コースを辿ることになるわけで
最悪なのは
すべてのコースを捜索しても見つけられずに
ヘロヘロになって実家に戻ってみると
なんと!
王道コースの逆周りで
何事もなかったかのように
ステステ戻って来たりで
心がポックリ・・・いや
ポッキリ折れることもしばしば
あ、そうそう
いらない情報かもしれませんが
徘徊老人の捜索には
小回りのきかない車は役に立ちませんので
犯人目線に近づくためにも
同様の徒歩移動で探しましょう
遠くに見覚えのある後ろ姿を見つけて
ホッとひと安心
そう思ったらとんでもありません
その移動速度の
速いこと速いこと!
ふだん車に頼りっきりのコチラは
息は切れるは膝には来るは
・・・ヒイコラ必至です
あ〜あ
足が痛いから
手を引っ張って〜
捕獲直後にそんなことを言われて
母から差し出された手を
思わずペンッと叩いたこともありました
・・・認知症とは
まったく厄介なものです
徘徊が本格化してきたのがこの頃以降 ↓
ちなみにそのバズりツイートはコチラ
このツイートのどの辺が
二万人の心を震わせたのか
いっさい不明ですが
・・・実際のところ
徘徊対策には
ケアマネさんとともにかなり頭を悩ませました
とにかくデイの回数を増やして
母が家にいる時間を減らし
なんとかして
この時期を乗りきってやろう!
そんな方向で模索し実行しましたが
デイの無い土日にやらかすことも多く
しかも土日担当はあの次女姉でしたので
やはりそれなりの対策が必要でした
敵(母)も年季が入ってくると
さすがに相当こなれたもので
わたしたち家族やヘルパーさんの目を盗んで
叱られないように
コッソリ出ていくことを覚えてしまっていたので
いつものホームセンターで
防犯グッズを適当に見繕って
徘徊防止用に設置してみたりしました
お上品なご家庭でよくお見かけするような
光り輝く金のパイプチャイムは
チロリロリーン〜🎵と
お洒落に鳴るだけですが
一方の防犯センサーは
扉が開くとセンサーが感知し
ビーロービーロー!と
スイッチで手動解除するまで
相当の大音量でしばらくサイレンが鳴り響くため
そう遠くまで行ってしまう前に
逃走した母をとっ捕まえることが出来て
なかなかに役に立ってくれました
母を駆り立てる
得体の知れないまでの
外に出て
とにかく歩かなきゃ
母のその激しい欲求は
夜間に発動することもありましたので
ご近所にとっては
大迷惑でしかなかったかもしれませんが
問答無用!
必死の当事者は
そんなこと
気にしていられませんから
わたし的には
母に開けられない別の鍵を付けたり
専用のセンサーカメラを設置したり
もっといろいろと試してみたかったのですが
次女姉がなぜか嫌がったので
この程度の
なんちゃってな対策が限界でした
もちろん
徘徊防止QRコードシステムも
とうに導入していましたが
わたしがせっかくシールを貼り付けておいた
靴を履かずに(⁉︎)
王道コースをご機嫌で歩いていて
怪しんだ警察に保護されたのが
前回の記事で
チラッと書いた事件の顛末です
・・・ああ
アレもたしか
日曜の午後の出来事でした ⤵︎
打開策もなかなか見出せないまま
母の徘徊はどんどんエスカレートし
警察ご厄介事件以降
次女姉と母の関係性も悪化するばかり
いいから
なんとかしろ!
・・・って
わたしに言われましてもねえ
正直、万策尽きた感もあり
もはや
家に置くのは限界か
と、いうことは!
トゥルルルルル〜 📞
あ、もしもし?
ケアマネの〇〇さん
ご在席でいらっしゃいますか?
実はちょっとご相談が・・・
ゴニョゴニョゴニョ
ふむふむ、イイですね
それでいきましょう!
はい!
デイとショートの
合わせ技開始決定!
短期ショートへ
GO!
それまで母が通っていたデイは
認知症に特化していてケアも手厚く
丁寧な申し送りやコメントの交換で
コミュニケーションも良好に取れていました
公文式や脳活にも熱心でしたし
職員さんも力が抜けた良い感じでしたので
わたし的にはもう少し続けさせてみようかと
例えばこんなやりとりも (゚∀゚)
2020年1月には初ショートへ
本人はわけわからんままに出発です
そう、ほぼ騙し打ち
だいたい隔週で月二回
金〜月はショート
それ以外の月水金はデイ
その体制でしばらく続けることにしました
え?
なんですって?
よかったねえ
これでずいぶん
楽になったでしょお?
ですって?
ところがどっこい!
デイとショートの送り出し日は
朝イチからすっ飛んでって実家勤務ですし
お迎えの際は
どんな時でも
機嫌よく愛想よくをモットーに
まあ、わたしなりに出来る範囲でですが・・・
そうそう
お気づきですか?
実家には例の爺さんもいるので
まあまあ過酷といえば過酷な日々
そんなデイ&ショート体制も
2020年10月でとりあえず終了し
その後はショート一本やりに
お出かけや外食バスツアーなど
いろいろ企画してくれたデイでしたし
母もずいぶん楽しんだのですが
2020年に入ってからは
コロナの影響で
なかなかお出かけも出来なくなり
なんとなくそのまま
フェードアウトする結果に・・・
まあそもそも
母の認知症の進行度合いにより
利用デイ施設からも
遠回しな卒業勧告も出ていたことですし
母の日程的にもハード感があり
そろそろ潮時かとは思っていましたので
はい!
ノープロブレム!
今後は毎週末のショートに
全集中していただきましょう ←もう古い
ちなみに更新記事からも
当時のわたしの生活や心情を
垣間見ることができる・・・というか
むしろかなりダダ漏れしています ↓
・・・へ?
そういや
あれだけ大変だった
徘徊はどうなったかって?
ステステステステ
数年間
絶好調で歩き続けた母ですが
2020年春以降は一気に食も細り
リビングのソファで横になって
そのまま1日を過ごすことが多くなっていきました
自力で歩き出そうとはしない分
介助しなければならないことが多くなり
それまで歩いて通院出来ていた
近所のクリニックの月イチ診察すら
だんだん難しくなっていき
これからは
弱っていくばかりだろうな
誰もがそう思っていましたので
ちょうどこの頃から
めでたく参戦の運びとなった
埼玉ターン長女姉と相談し
爺さんと一緒の診療所に
主治医を変更させてもらい
今後は往診してもらえるように
もろもろの手配手続きを済ませました
・・・そうです
こうして長い長いあいだ
わたしや周囲を翻弄し苦しめ続けた
あの徘徊が
ここにきてようやく
終わりを告げたのでした
その後はといえば
徘徊の心配がなくなった分
もっぱらの課題は
飲み込みが悪くなり
カロリーが摂れない食事問題
・・・などにスライドし
さまざまな栄養補助食品や
介護用パウチ食品を検索しては
楽天でポチッとする
そして
なんとか摂取させる
そんな日々が続くことになったのでした
そんなある日のこと
・・・次回へ続く
本日のおまけ今週のお題
本人は狂歌のつもりですので
正確には「575」ではなく「57577」ですが
ちょうどこの頃こんなツイートをしてました
爺さん編
婆さん編
あ、
よかったら自由にお使いくださいませ
・・・誰も使わないか (゚∀゚)
ねえ?
あんこちゃん?